定期運送用操縦士: チェックライド
このチェックライドでは、定期運送用操縦士 (ATP) のカテゴリのレッスンで学んだ技能が身に付いていることを見せてもらいます。
終了までの予定時間
45 分
必要な知識と技能
このチェックライドを始める前に、「定期運送用操縦士 (ATP)」のレッスンと「単独飛行」をすべて修了している必要があります。
気象
天候の変化が予想され、快晴のところもあれば雲が多いところもあります。弱い風が吹いています。推奨チャート
フライトについて
このチェックライドは、「定期運送用操縦士 (ATP)」のレッスンで学んだ技能をテストするものです。オレゴン州ポートランド (KPDX) を離陸して、オリンピア VOR (OLM) 上空を通過し、パイン VOR (PAE) 上空を通過し、フル ILS アプローチでパイン フィールド (KPAE) に着陸します。航空機はボーイング 737-800 で、次のように操縦します。
- ポートランドの滑走路 28R から離陸し、右へ上昇旋回して、オリンピア VOR (OLM) に向かう 332 度のコースを飛行する。
- 離陸して上昇し、FL280 で水平飛行に移る。
- 指定された対気速度を維持する。これには、10,000 フィート以下では 250 ノットという制限も含まれます(離陸時とパイン フィールドへの降下時)。
- FL220 で OLM VOR を通過するための最適な降下計画を計算し、それに沿って降下する。
- 3,000 フィートで PAE VOR を通過するための最適な降下計画を計算し、それに沿って降下する。
- KPAE の ILS Runway 16R をフル ILS アプローチで飛行する。
- 滑走路 16R に問題なく着陸する。
試験官は、このフライトの 3 つのセクションのそれぞれについて、許容範囲を何回超えたかを記録します。許容範囲を超えることは、フライトの各セクションで 1 回だけ認められますが、上限はフライト全体で 2 回です。各セクション、またはフライト全体で上限よりも許容範囲を超えた回数が多い場合は、チェックライドの不合格が試験官から通知され、それ以降のチェックは実施されません。その時点で、試験とは無関係に飛行を続けるか、フライトを終了するかを選択できます。
すべての課題で合格水準に達していることが認められれば、Flight Simulator の定期運送用操縦士 (ATP) 技能証明が与えられます。
必要なキー操作
「定期運送用操縦士」のレッスンでボーイング 737-800 を操縦するときに使用した、すべてのキー操作を使用します。
フライトの合格基準
このチェックライドでは、指定された高度、対気速度、および針路を維持する必要があります。許容範囲は次のとおりです。
合格基準 | 対象 | 許容範囲 |
全区間での基準 | 降下 | 4,000 FPM を超えない |
上昇 | 170 ノットを下回らない | |
対気速度 | 10,000 フィート以下では 250 ノットを超えない | |
セクション 1 の基準 | 適切な離陸体勢をとる | フラップを 5 度に設定するオートブレーキを RTO に設定する着陸灯をオンにする |
適切な出力で離陸する | 95%N1 の +/- 3% で離陸する上昇出力を 2,500 フィート AGL 以下で設定する90%N1 の +/- 3% で上昇する | |
飛行速度範囲内で離陸する | 154 ノット以上で機首を上げる170 ノットに達する前に上昇率をプラスにする | |
上昇体勢をとる | 1,500 フィート AGL 以下で着陸装置を上げ始める200 ノットを超えたらフラップを 0 度に設定する | |
235 ~ 250 ノットで上昇する | 235 ~ 250 ノットを維持する | |
25 DME に達する前に FL280 で水平飛行に移行する | 25 DME に達する前に FL280 で水平飛行に移行する | |
OLM に向かう 332 度のコースを飛行する | コースの中央から 3 マイル以内をトラッキングする | |
セクション 2 の基準 | OLM を FL220 で通過する | +1,000 ~ -200 フィートの範囲内 |
PAE VOR に向かう 003 度のコースを飛行する | コースの +/- 10 度以内を飛行する | |
高度 3,000 フィートで PAE を通過する | +500 ~ -50 フィートの範囲内 | |
旋回して 339 度のコースに針路をとる | コースの中央から 1 マイル以内をトラッキングする | |
セクション 3 の基準 | フル ILS アプローチで飛行する | 3,000 フィートの +300 ~ -50 フィートを維持する339 度のコースの中央から 1 マイル以内を飛行するRITTS の通過後にプロシージャ ターンに入る294 度のコース反転旋回を行う (10 度以内)最初のコース反転旋回でのロール アウト後、60 ~ 90 秒後に 114 度の旋回を開始する114 度のコース反転旋回を行う (10 度以内)ILS をトラッキングする (指針が振り切れないこと)ミドル マーカーを通過する (指針が振り切れないこと) |
着陸体勢をとる | フラップを 30 度以上に設定するオートブレーキを 1 以上に設定するスポイラーを ARM に設定する | |
飛行速度範囲内でアプローチを飛行する | RITTS 通過後は 200 ノットを超えないことRITTS とミドル マーカーの間は 145 ノット以上で飛行すること | |
滑走路に着陸し、機体を完全に停止させる | 逆噴射を作動させる停止する前に逆噴射を解除する滑走路上で停止する |