気象設定の変更
[設定 – 表示] ダイアログ ボックスでの気象の設定
気象条件は、[気象] ダイアログ ボックスで選択する以外に、[設定 – 表示] ダイアログ ボックスの [気象] タブからも設定できます。
以下の設定が可能です。
- 雲の描画距離を設定する
- サーマルを視覚化する
- 雲の形状を変える
- 現在の実際の気象と上空の風のデータをダウンロードする
- 航空機が乱気流に影響されないようにする
- 気象の変化する頻度を調整する
気象の表示設定
雲の描画距離
Flight Simulator では雲の描画にかなりの画像処理能力を使います。きわめて遠くにある雲まで描画すると、コンピュータのパフォーマンスが低下します。雲の描画を近くに限定すれば、コンピュータの能力を他の処理に回すことができます。
雲の描画距離を変更するには
- メイン画面の [設定] をクリックします。
- [設定] 画面の [カスタマイズ] をクリックし、[気象] タブをクリックします。
- [雲の描画距離] スライダを左に動かして描画距離を短く、または右に動かして長くします。
- [OK] をクリックします。
または、
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [気象] タブをクリックします。
- [雲の描画距離] スライダを左に動かして描画距離を短く、または右に動かして長くします。
- [OK] をクリックします。
サーマルの視覚化 (ソアリング用)
サーマルとは、太陽が地球表面を不均等に熱することにより温かい空気が柱状に上昇する現象です。鳥はこのサーマルを利用して高度を得ています。グライダーのパイロットも同じ原理を利用します。サーマルを見つけるのは難しいことですが、Flight Simulator では 2 つの視覚的な方法でサーマルを見つけやすくできます。
Flight Simulator の自然な表示を選択すると、サーマルの中を鳥たちが旋回します。シンボル表示を選択すると、サーマルが模式的に描写されます。
DG-808S コンペティション セールプレーンに乗りサーマルの中を滑空してみましょう。
サーマルを視覚化するには
- メイン画面の [設定] をクリックします。
- [設定] 画面の [カスタマイズ] をクリックし、[気象] タブをクリックします。
- [サーマルの視覚化] ボックスの一覧から、[自然な表示] または [シンボル表示] を選択します。
- [OK] をクリックします。
または、
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [気象] タブをクリックします。
- [サーマルの視覚化] ボックスの一覧から、[自然な表示] または [シンボル表示] を選択します。
- [OK] をクリックします。
雲の詳細設定
多くのグラフィック設定と同じく、詳細に描写すれば、その分だけコンピュータのリソースを画像処理に回さなければならなくなります。Flight Simulator では単純な雲と複雑な雲を設定できます。両方を試して、コンピュータのパフォーマンスを確認してみてください。
雲の詳細設定を変更するには
- メイン画面の [設定] をクリックします。
- [設定] 画面の [カスタマイズ] をクリックし、[気象] タブをクリックします。
- [単純な雲] (2D 雲) または [複雑な雲] (3D 雲) のいずれかのオプションを選択します。
- [複雑な雲] を選択した場合は、[雲の表示密度] スライダを右に動かして密度を増加、または左に動かして減少させます。
- [OK] をクリックします。
または、
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [気象] タブをクリックします。
- [単純な雲] か [複雑な雲] のどちらかを選択します。
- [複雑な雲] を選択した場合は、[雲の表示密度] スライダを右に動かして密度を増加、または左に動かして減少させます。
- [OK] をクリックします。
気象変化の設定
上空の風のデータをダウンロード
Flight Simulator では、このオプションを有効にした場合にのみ、上空の風に関する情報がダウンロードされます。 このオプションを選択すると、ダウンロードした風のレイヤに相当な乱気流が生成されるので注意してください。乱気流が発生しないようにするには、このオプションの選択を解除するか、または [ユーザー定義の気象] ダイアログ ボックスで実際の現在の気象を修正します。詳細については、「ユーザー定義の気象の使用法」を参照してください。
現在の実際の気象と上空の風のデータをダウンロードするには
- メイン画面の [設定] をクリックします。
- [設定] 画面の [カスタマイズ] をクリックし、[気象] タブをクリックします。
- [現在の実際の気象と上空の風のデータをダウンロード] チェック ボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
または、
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [気象] タブをクリックします。
- [現在の実際の気象と上空の風のデータをダウンロード] チェック ボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
乱気流とサーマルの効果を無効にするには
現在の実際の気象をダウンロードしたときに、風のレイヤや雲に乱気流が含まれることがよくあります。太陽に熱せられた地域を飛んでいるとき、大気中にはサーマルが発生しています。乱気流とサーマルが航空機に与える影響を無効にすると、スムーズに飛行できます。
乱気流とサーマルの効果を無効にするには
- メイン画面の [設定] をクリックします。
- [設定] 画面の [カスタマイズ] をクリックし、[気象] タブをクリックします。
- [乱気流とサーマルの影響を受けない] チェック ボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
または、
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [気象] タブをクリックします。
- [乱気流とサーマルの影響を受けない] チェック ボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
気象の変化頻度
[気象の変化頻度] スライダが [変化なし] に設定されている場合、Flight Simulator の気象は、[ユーザー定義の気象] での設定、またはインターネットからダウンロードされた状態のまま変化しません。[少ない]、[標準]、[多い]、[非常に多い] のいずれかを選択すると、[気象] ダイアログ ボックスで設定された大気条件を基に、気象状態が動的に変化します。たとえば [少ない] の設定では、気象が大きく変化するまでに 2 時間ほどかかります。[非常に多い] に設定すると、15 ~ 20 分でその変化に気付くでしょう。
気象の変化は、[気象テーマ]、[現在の実際の気象]、および [ユーザー定義の気象] の 3 種類の気象設定すべてに適用されます。選択またはダウンロードした条件を基に、時間の経過に合わせて、雲、風、降水などが形成、または消失していきます。
気象の変化する頻度を変更するには
- メイン画面の [設定] をクリックします。
- [設定] 画面の [カスタマイズ] をクリックし、[気象] タブをクリックします。
- [気象の変化頻度] スライダを目的の設定まで移動します。
- [OK] をクリックします。
または、
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [気象] タブをクリックします。
- [気象の変化頻度] スライダを目的の設定まで移動します。
- [OK] をクリックします。
標準設定へのリセット
詳細設定は、いつでも標準設定に戻すことができます。
気象設定をリセットするには
- [設定 – 表示] ダイアログ ボックスの [気象] タブで、[標準設定に戻す] をクリックします。