表示ウィンドウとウィンドウの使用法
Flight Simulator の表示機能を使いこなす
実際の航空機のコックピットでは、首を回して周囲を見渡すことができます。Flight Simulator で周囲を見渡すには、視点 (表示ウィンドウ) を変える必要があります。実世界と違う便利な点は、航空機の外からの視点にも切り替えられることです。
S キーを押して表示ウィンドウのカテゴリを選択し、A キーを押してそのカテゴリ内の表示ウィンドウを選択します。
よく使う視点にすばやく切り替えるためのキー
仮想コックピット | F9 キー |
2D コックピット | F10 キー |
固定スポット | F11 キー |
トップ ダウン | F12 キー |
表示ウィンドウ モードは、カメラ位置のカテゴリと考えてください。 各カテゴリに属するさまざまなカメラ位置を選択できます。 [コックピット] モードの表示ウィンドウを使うと、カメラはコックピットに座るパイロットの目から見た光景を映します。[外部] モードの表示ウィンドウを使うと、航空機を外から見ることになります。 いろいろな視点を試して、自分の飛行スタイルに合った組み合わせを見つけてください。
Flight Simulator には、大きく分けて 6 つの表示ウィンドウ モードがあります。キーボードやジョイスティックのボタン、Xbox 360 Controller for Windows、またはメニュー (詳しくは以下参照) を使用して表示ウィンドウ モードを順に切り替え、次にそのカテゴリに属する表示ウィンドウを選択します。
表示ウィンドウの種類を切り替えると、その表示ウィンドウの名称が画面右上に 3 秒間表示されます。
表示ウィンドウ モードを切り替えるには
- 順方向に切り替えるには、S キーを押します。
または、 - 逆の順序で切り替えるには、Shift + S キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、カテゴリの順にポイントし、表示ウィンドウの種類をクリックします。
定の表示ウィンドウ モード内で表示ウィンドウを切り替えるには
- 順方向に切り替えるには、A キーを押します。
または、 - 逆の順序で切り替えるには、Shift + A キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、カテゴリの順にポイントし、表示ウィンドウの種類をクリックします。
以下の表示ウィンドウ モードがあります。
表示ウィンドウ モード | 見え方 |
コックピット | 2D コックピットまたは 3D 仮想コックピットからのパイロット視点です。 |
外部 | 自機を外から見る視点です。 |
管制塔 | 自機を管制塔から (非管制空港なら管制塔を模した位置から) 見る視点です。 |
航空機 | 機体に取り付けられた外部カメラ、または近距離から自機を見る視点です。 |
滑走路 | コックピットから滑走路を見る視点です。アプローチ時に滑走路を探す場合に非常に便利です。 |
エア トラフィック | 空中または地上にいる他の航空機を見ます。 |
目次
コックピット
コックピット表示ウィンドウにはいくつかの種類がありますが、どの航空機でもすべての種類が使えるわけではありません。
表示ウィンドウ | 見え方 |
2D コックピット | さまざまな計器や装置を備えた 2D 計器パネルです。 |
仮想コックピット | カメラを自在に動かすことのできる 3D コックピットです。 |
副操縦席 | カメラを自在に動かすことのできる仮想コックピットです。 |
後席 | カメラを自在に動かすことのできる仮想コックピットです。 |
無線機器 | 無線機をクローズアップします。カメラを自在に動かすことができます。 |
ライト スイッチ | スイッチ類をクローズアップします。カメラを自在に動かすことができます。 |
2D コックピットと仮想コックピットの違いは、コックピットを見渡す方法にあります。2D コックピットの場合、キー操作でパネルの見えない部分を表示させ、キーボード、ジョイスティック、または Xbox コントローラを使って視線を瞬時に切り替えることができます。3D コックピットの場合も、キーボード、ジョイスティック、マウス、Xbox コントローラを使って見ている方向を変えられます。しかし視界はパイロットが頭を動かすように指示した方向に徐々に移動します。
表示ウィンドウ モードを順に切り替えて [コックピット] にするには
- S キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[コックピット] の順にポイントし、コックピット表示ウィンドウの種類をクリックします。
[コックピット] モードの表示ウィンドウを順に切り替えるには
- A キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[コックピット] の順にポイントし、コックピット表示ウィンドウの種類をクリックします。
2D コックピットまたは 3D 仮想コックピットを標準の表示ウィンドウとして設定することができます。
標準のコックピット表示ウィンドウを設定するには
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [航空機] タブをクリックします。
- [2D 計器パネル] または [3D 仮想コックピット] を選択します。
- [OK] をクリックします。
2D コックピット表示モードでは、表示する計器パネルの種類を選択できます。詳細については、後の「計器パネル」を参照してください。
パネル | 見え方 |
2D パネル | 通常の 2D パネルです。 |
IFR パネル | 計器だけを見て飛行するための大型化した 2D パネルです。 |
着陸パネル | パネルの上の視界が広くなるように、2D パネルが小さく表示されます。 |
ミニ パネル | 主要な計器だけが、パネルなしで表示されます。 |
パネルなし | パネルも計器も表示されません。 |
外部
[外部] モードの表示ウィンドウでは、カメラを空中に置いて自機を外から見たようすが表示されます。
[外部] 表示ウィンドウ モードには、次の 4 つのオプションがあります。
表示ウィンドウ | 見え方 |
スポット | 自機を、追跡する飛行機から見たようすが表示されます (撮影機は滑らかに移動)。 |
固定スポット | 自機を、追跡する飛行機から見たようすが表示されます (撮影機は直線的に移動)。 |
フライ バイ | 固定された位置から通過していく自機を見ます。 |
トップ ダウン | 自機を高高度から見下ろします。 |
表示ウィンドウ モードを順に切り替えて [外部] にするには
- S キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[外部] の順にポイントし、表示ウィンドウの種類をクリックします。
[外部] モードの表示ウィンドウを順に切り替えるには
- A キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[外部] の順にポイントし、表示ウィンドウの種類をクリックします。
管制塔
[管制塔] モードの表示ウィンドウを選択すると、標準では自機に最も近い管制塔から見たようすが表示されますが、[タワー] サブメニューに一覧表示される管制塔からの視点に切り替えることもできます。
表示ウィンドウ モードを順に切り替えて [管制塔] にするには
- S キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[タワー] の順にポイントし、管制塔の名前をクリックします。
[管制塔] モードの表示ウィンドウを順に切り替えるには
- A キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[タワー] の順にポイントし、管制塔の名前をクリックします。
航空機
[航空機] モードの表示ウィンドウを選択したときの標準の表示は、操縦している航空機の機種によって異なります。機種ごとに、[航空機] 表示ウィンドウ モードのオプションが変化します。[航空機] モードの表示は、[航空機] サブメニューで切り替えることができます。
表示ウィンドウ モードを順に切り替えて [航空機] にするには
- S キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[航空機] の順にポイントし、航空機表示の種類をクリックします。
[航空機] モードの表示ウィンドウを順に切り替えるには
- A キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[航空機] の順にポイントし、航空機表示の種類をクリックします。
滑走路
[滑走路] モードの表示ウィンドウを選択すると、[滑走路] サブメニューで選択した滑走路の方角をコックピットから見たようすが表示されます。この表示ウィンドウは、目的地の空港の近くまで来ているけれども滑走路がよく見えない場合に便利です。
表示ウィンドウ モードを順に切り替えて [滑走路] にするには
- S キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[滑走路] の順にポイントし、滑走路のいずれかをクリックします。
[滑走路] モードの表示ウィンドウを順に切り替えるには
- A キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[滑走路] の順にポイントし、滑走路のいずれかをクリックします。
エア トラフィック
重要 : 航空交通を表示するように設定していない場合は、[表示ウィンドウ モード] メニューの [エア トラフィック] は表示されません。航空交通設定の詳細については、「交通量の設定」を参照してください。
[エア トラフィック] モードの表示ウィンドウでは、空中や地上にいる自機以外の航空機が表示されます。
表示ウィンドウ モードを順に切り替えて [エア トラフィック] にするには
- S キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[エア トラフィック] の順にポイントし、航空機の名前をクリックします。
[エア トラフィック] モードの表示ウィンドウを順に切り替えるには
- A キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [表示ウィンドウ モード]、[エア トラフィック] の順にポイントし、航空機の名前をクリックします。
計器パネル
計器パネルの透明度を調整したり (2D のみ)、パネルを完全に隠したりすることで、コックピットの向こう側が見えるようになります。
パネルの透明度を調節するには
- Ctrl + Shift + T キーを押します。^ (キャレット) キーまたは – (マイナス) キーを押して、透明度を変更します。
または、
- [オプション] メニューの [設定] をポイントし、[表示] をクリックします。
- [航空機] タブをクリックします。
- [2D パネル透明度] スライダを左右に動かして、パネルの透明度を変更します。
- [OK] をクリックします。
2D コックピット計器パネルは、次の 5 種類の中から選択できます。
- 標準
- IFRフライト
- 着陸
- ミニ パネル
- パネルなし
2D コックピット表示ウィンドウの種類を選択するには
- S キーを押して、2D コックピット表示ウィンドウを選択します。
- W キーを押して計器パネル表示を選択します。
周囲を見回す
ほとんどの表示ウィンドウ モードで、ジョイスティックのハット スイッチ、テンキー (キー操作の一覧については、ニーボードのキー操作ページを参照してください)、または Xbox 360 Controller for Windows のサムスティックを使用して周囲を見渡すことができます。
コックピットの中や Flight Simulator の世界をすばやく見渡すのに最も便利なツールが、”マウスによる視界切り替え” 機能です。詳細については、「マウスの使用」を参照してください。
ジョイスティックのハット スイッチを使って視界の方向を変えるには
操作 | ハット スイッチの操作 |
視界 – 前/右 | 上/右 |
視界 – 右 | 右 |
視界 – 後/右 | 下/右 |
視界 – 後 | 下 |
視界 – 後/左 | 下/左 |
視界 – 左 | 左 |
視界 – 前/左 | 上/左 |
視界 – 上 | 上 |
キー操作で視界の方向を変えるには (NumLock をオンにします)
操作 | キー操作 |
視界 – 前/右 | 9 キー (テンキー) |
視界 – 右 | 6 キー (テンキー) |
視界 – 後/右 | 3 キー (テンキー) |
視界 – 後 | 2 キー (テンキー) |
視界 – 後/左 | 1 キー (テンキー) |
視界 – 左 | 4 キー (テンキー) |
視界 – 前/左 | 7 キー (テンキー) |
視界 – 上 | Ctrl + Shift + 8 キー (テンキー) |
Xbox 360 Controller for Windows を使って視界の方向を変えるには
- 右スティックを動かします。
- 方向パッドを押します。
ズーム インとズーム アウト
ズーム機能を使用して、各表示ウィンドウをズーム インまたはズーム アウトできます。自機のリベットが見えるくらい近くまでズーム インしたり、ズーム アウトして空港を上空から眺めたりできます。 ズームの倍率は、画面の右上に表示されます。
各表示ウィンドウでズーム インまたはズーム アウトするには
- ズーム インするには、^ (キャレット) キーを押します。
または、 - ズーム アウトするには、– (マイナス) キーを押します。
視点の移動
計器パネル越しに前を見るのに苦労したことがあるでしょう。実際の航空機では、少し前に身を乗り出すか、分厚い本をお尻の下に敷けば済むでしょう。Flight Simulator では、仮想的な目の位置 (視点) を移動することができます。 この機能は、コックピットまたは仮想コックピット表示ウィンドウで、尾輪式の航空機をタキシングするときに特に便利です。
視点を移動するには (全表示ウィンドウ共通)
操作 *3D 仮想コックピットのみ | キー操作 |
視点 – 後* | Ctrl + Enter キー |
視点 – 上 | Shift + Enter キー |
視点 – 下 | Shift + BackSpace キー |
視界 – 上 | Ctrl + Shift + Q キー |
視界 – 下 | Ctrl + Q キー |
視点 – 前* | Ctrl + BackSpace キー |
視点 – 左* | Ctrl + Shift + BackSpace キー |
視点 – 右* | Ctrl + Shift + Enter キー |
視点 – リセット | Ctrl + Space キー |
視界 – 上 | Ctrl + Shift + 8 キー (テンキー) |
複数ウィンドウの使用法
Flight Simulator の画面は、複数のウィンドウで構成されています。 2D コックピット表示ウィンドウでは、計器パネルが 1 つのウィンドウに表示され、外の風景は別のウィンドウに表示されます。新しいウィンドウを開いて、別の視点からのようすを表示することも可能です。たとえば、コックピット表示ウィンドウで飛行しているときに、トップ ダウン表示ウィンドウを新規ウィンドウとして開き、トラフィック パターンの状況を確認することができます。
新しい表示ウィンドウを開くには
- @ キーを押します。
または、 - [表示] メニューの [新規表示ウィンドウ] をポイントし、表示ウィンドウの種類をクリックします。
ウィンドウをアクティブにする
複数のウィンドウを同時に開いておくことができます。 新しいウィンドウは [表示] メニューの下部に追加され、開いた順番に番号が付けられます。アクティブな表示ウィンドウには、名前の横にチェック マークが表示されます。キーボードおよびジョイスティックでの操作は、すべてアクティブなウィンドウに適用されます。
重要 : 計器サブパネル、ニーボード、ATC メニュー、チャット ウィンドウも、ウィンドウとして扱われます。
ウィンドウをアクティブにするには
ウィンドウ内の任意の場所をクリックします。または、Ctrl + Tab キーを押してウィンドウを順番に切り替えて、アクティブにするウィンドウを選択します。または、[表示] メニューの下部にある一覧から、アクティブにするウィンドウをクリックします。
Flight Simulator のウィンドウ操作のヒント
Flight Simulator には、表示ウィンドウおよびウィンドウの操作に役立つショートカット キーが多数用意されています。ショートカット キーの一覧については、ニーボード (Shift + 10 キーを押す) のキー操作ページを参照してください。ここでは、ウィンドウ操作に関するその他のヒントを紹介します。ウィンドウ操作を学ぶには、実際に試してみるのが一番の方法です。
表示ウィンドウを閉じるには
表示ウィンドウをクリックして、[ キーを押します。または、表示ウィンドウを右クリックし、ショートカット メニューの [ウィンドウを閉じる] をクリックします。
ウィンドウのサイズを変更するには
ウィンドウの角または枠をドラッグします。
注意 : フル スクリーン モードでは、別のモニタへウィンドウを移動するときに、次に説明するウィンドウの切り離しを行う必要はありません。
Flight Simulator の表示ウィンドウを Flight Simulator アプリケーション ウィンドウの外に移動するには
移動する表示ウィンドウをクリックします。[表示] メニューの [表示ウィンドウの切り離し] をクリックします。切り離したウィンドウは、Windows のデスクトップ上を自由に移動することができます。他のモニタに移動することも可能です。
または、
切り離すウィンドウを右クリックします。[ウィンドウの切り離し] をクリックします。切り離したウィンドウは、Windows のデスクトップ上を自由に移動することができます。他のモニタに移動することも可能です。
計器サブパネルの表示
航空機によっては、無線機器、コンパス、エンジン制御装置などのコックピット制御装置が、別のウィンドウやサブパネルに配置されています。Shift キーを押しながら 1 キー~ 7 キーを押すと、それぞれの計器パネルが表示されます (各航空機のキー操作の一覧については、コックピットのニーボードを参照してください)。複数のモニタを使用して Flight Simulator を実行する方法の詳細については、「Flight Simulator でのマルチ モニタの使用法」を参照してください。
ショートカット キー
よく使う表示ウィンドウにすばやく切り替えるためのショートカット キーが用意されています。
表示ウィンドウ | キー操作 |
仮想コックピット | F9 キー |
2D コックピット | F10 キー |
固定スポット | F11 キー |
トップ ダウン | F12 キー |
目標中心点
目標中心点を利用すると、水平儀を見なくても、水平線を基準としてピッチ角とバンク角を決めることができます。実世界のパイロットは、風防に付いた汚れをこの目的で利用することがよくあります。Flight Simulator の目標中心点は、基本的な操縦を学ぶ際にとても役立ちます。W キーを押して計器パネルを非表示にしている場合にも非常に便利です。
[表示] メニューの [目標中心点] サブメニューでは、航空機の風防に表示可能な 3 種類の目標中心点のいずれかを選択できます。
- 4 ドット マーク
- V 字マーク (小)
- V 字マーク (大)
関連リンク