Extra 300S フライト ノート
フライト プランの作成および航空機の操縦は、航空機の重量、天候、滑走路の状態などのさまざまな要因によって影響を受けます。次の推奨飛行パラメータの一覧は、国際標準大気 (ISA) 状態の日に最大離着陸重量で飛行を行うための概算値です。
重要 : 以下の内容は Flight Simulator でのみ使用することを前提としています。実世界で飛行するために、実際の航空機マニュアルの代わりに使用することはできません。
注意 : Flight Simulator の他のすべての航空機と同様、V 速度とチェックリストはニーボードに表示されます。飛行中にニーボードを表示するには、Shift + F10 キーを押すか、または [航空機] メニューの [ニーボード] をクリックします。
注意 : フライト ノートの速度は、すべて指示対気速度で表されています。これらの速度を基準として使用する場合は、[リアリティの設定] ダイアログ ボックスの [指示対気速度で表示] がオンになっていることを確認してください。諸元表に記載されている速度は、真対気速度で表されています。
標準設定では、この航空機は燃料とペイロードが最大の状態になっています。大気条件や高度などの要因にもよりますが、総重量が軽い場合はパフォーマンスが変化します。
所要滑走路長
離陸 : 813 フィート (248 m)
着陸 : 1,798 フィート (548 m)
離着陸に必要な滑走路の長さは、航空機の重量、標高、向かい風、フラップの使用、周辺の気温などのさまざまな要因で決まります。ここでは以下のような条件で一般的な所要長を示します。
重量 : 2,095 ポンド (950 kg)
高度 : 海面高度
風 : 向かい風なし
気温 : 摂氏 15°
滑走路 : 舗装滑走路
重量が軽い場合、気温が低い場合、また向かい風がある場合は滑走路の所要長はより短くなります。 標高や気温が高い場合は、滑走路の所要長はより長くなります。
エンジン始動
標準の設定でフライトを開始すると、エンジンはすでに始動しています。エンジンを停止した場合は、Ctrl + E キーを押すと自動始動の手順を開始できます。エンジンの始動操作を手動で行う場合は、ニーボードのチェックリストの手順に従ってください。
タキシング
タキシング中の出力は約 1,000 RPM に設定し、プロペラ コントロールと混合気コントロールをいっぱいに押し込みます。誘導路を走行するときは、ラダー ペダルで機首を左右に操作して方向を制御します (ジョイスティックの場合は、スティックをひねります。ラダー ペダルの場合は、ラダー ペダルを操作します。キーボードの場合は、テンキーの 0 キー (左) または Enter キー (右) を押します)。
フラップ
エクストラ 300S にフラップはありません。
離陸
離陸前チェックリストの項目をすべて実行します。
機体を滑走路のセンターラインに揃えたら、スロットル コントロールを全開にします。 操縦桿を少し前方に倒す (ジョイスティックまたはヨークを操作するか、↑キーを押します) とすぐに尾部が浮き上がります。浮き始める速度は指示対気速度 (KIAS) 約 40 ノットです。続いて機首を少し上げる (ジョイスティックまたはヨークを操作するか、↓キーを押します) と、約 70 KIAS で航空機が地面から浮き上がります。
上昇
300S の操縦が楽しいのは上昇からです。離陸してから水平飛行に移行し、約 120 KIAS の速度を確立しますが、ここまで非常に短時間で到達します。このすばらしい航空機の性能を確かめてください。急上昇して垂直な状態から滑走路上空でインメルマン ターンを行うことができます。
スロットルを試しに操作してみましょう。エクストラはスロットルに対する応答性が非常に優れているので、この小さなスポーツ機の操縦を習得する過程において役立つことでしょう。
クロスカントリー飛行にエクストラを使用する場合は、離陸後、吸気圧 25 インチまで出力を下げます (出力設定はジョイスティックのスロットルを操作するか、F2 キーを押すか、またはスロットル コントロールをドラッグします)。機首を上げて約 100 KIAS で上昇します。
巡航
巡航高度は通常、風や天候などの要因によって決定されます。飛行経路に沿って気象を作成した場合、これらの要素を考慮してフライト プランを作成してもよいでしょう。最適な高度は、そのときの機体装備および総重量で燃費が最も良くなる高度です。ここでは、高度の選定について詳しくは触れません。
エクストラは長距離のクロスカントリー飛行用には設計されていませんが、標準的な巡航出力設定にすると、約 150 ノットでクロスカントリー飛行を行うことができます。
吸気圧 24 インチ (ジョイスティックのスロットルを操作するか、F2 キーを押すか、またはスロットル コントロールをドラッグします) で 2,400 RPM (Ctrl + F2 キーを押すか、またはプロペラ コントロールをドラッグします) を試してみてください。たいていの条件下では、約 2 時間の飛行を行うことができ、なおかつ安全のために必要な燃料を残すことができます。
着陸
300S をスムーズに着陸させるには、正確な速度制御が非常に重要です。ある程度出力を維持しながら、80 ノットでファイナル アプローチするように計画します。これより遅くなると、エクストラは急速に降下し始めます。また、これより速い速度で着陸しようとすると、滑走路へ降りられません。
トラフィック パターンに進入したら、吸気圧が約 15 インチになるように出力を下げます (ジョイスティックのスロットルを操作するか、F2 キーを押すか、またはスロットル コントロールをドラッグします)。
ピッチを調整して対気速度 70 ノットを維持します。高度が下がりすぎる場合は、吸気圧を 1 インチまたは 2 インチ上げます。高度が高すぎる場合は、吸気圧を 1 インチまたは 2 インチ下げます。
滑走路の進入端上空を通過したら、アイドルまでスムーズに出力を下げ、機首が水平線より少し上にある状態を維持します。すると、飛行機は滑走路に静かに降ります。そのとき、周囲をよく確認し、滑走路から離れまではセンターラインから外れないようにします。
接地したら、出力をアイドルまで下げ操縦桿を完全に手前に引き (ジョイスティックまたはヨークを操作するか、または↓キーを押します)、ブレーキをかけて (. (ピリオド) キーを押します) 滑走路から離れます。