計器飛行証明


Flight Simulator の計器飛行証明を取得すれば、パイロットとしての幅が広がり、より熟練したことの証明になります。Flight Simulator の航法と気象の機能が作り出す、新しい世界を存分に堪能してください。計器飛行の練習は、自家用操縦士技能証明を取得したときと同じ航空機、セスナ 172SP を使用して行います。基本的な操縦は同じですが、今回は計器だけを頼りに操縦します。”計器スキャン” の技能を習得し、”計器進入” による高度な飛行方法も学習します。

初めに、計器飛行とはどのようなものかを理解しておきましょう。

雲の中へと離陸し、数時間の飛行後、突然目の前に別の空港の滑走路が現れる、というようなスリルはそう味わえるものではありません。「計器飛行操縦士」を修了するころには、たいていの気象条件の中で飛行できるようになるでしょう。「計器飛行操縦士」のレッスンは、以下の順で学びます。

計器飛行操縦士

レッスン 1: VOR アプローチ

VOR を使用して、パイン フィールドの滑走路まで降下する方法を学習します。この非精密進入を行うには、正確に操縦して時間を計り、雲越しに滑走路の位置を確認する必要があります。

レッスン 2: ILS アプローチ

このレッスンでは、精密進入の 1 つである ILS (計器着陸装置) アプローチについて学習します。滑走路が視認できないような状況でも低高度を飛行できるようになるので、悪天候の中着陸できる可能性が高くなります。このレッスンで学ぶ技能は、「定期運送用操縦士」のレッスンでの計器飛行訓練にそのまま応用することができます。

レッスン 3: ホールディング パターン

パイン VOR 上空のホールディング パターンで、”空中で航空機を駐機する” 方法を学習します。ATC から、特定の場所で待機してフライトを遅らせるよう指示されるのは珍しいことではありません。その場合は、指示に従って無線航法支援施設 (ここでは VOR) を囲む “レーストラック” を回るように飛行します。

計器飛行操縦士の単独飛行

最初の単独飛行は、おそらく最も重要なものです。 まず、計器スキャンのテクニックについてのレッスンを受け、それからフライトで実際に練習します。雲の中では、計器スキャンをせずに航空機を操縦することは、ほぼ不可能と言えます。航法は難しくありませんが、計器だけを頼りに航空機を操縦するには練習が必要です。それ以降の単独飛行では、計器飛行の技能にいっそうの磨きをかけてください。

計器飛行操縦士のチェックライド

ここでは、雲の中でどれほどうまく航空機をコントロールできるかを、試験官に披露します。雲の多い空を、セスナ 172SP で飛行します。合格すると、Flight Simulator の計器飛行証明が与えられます。